日能研×朝日新聞の共催のテスト。上位者には日能研での塾代がとてもお得になるテストです。日能研への入塾を考えている人にはお勧めのテストだと思います。
どんな試験?
どこの会社がやっているの?
中学受験塾大手の「日能研」と「朝日新聞」がタッグを組んでいます。
2022年の申込は「未来をつくる学びテスト」からできます。2022年は6月30日まで申し込みが可能です。
科目は?
・国語、算数、科学の3科目
3年生だと授業は「理科」「社会」ではなく「生活」
生活≠科学ですよね。
時間は?場所は?
日時:7月上旬の日曜日(が多いです)
時間:9時集合、12時終了予定
各科目40分
場所:東京会場と神奈川会場の2か所。申し込み時に選択することができます。
(2022年は学習院大学目白キャンパスと神奈川大学 横浜キャンパス)
テスト中親はなにをしているの?
大学の講堂で座談会を聞きました。コロナ渦なので配信式のものでした。通常はリアルな座談会が聞けるのかもしれません。なので、「どこで時間をつぶそうかな」と考える必要はありません。
対象者は?
首都圏の小学校3年生
他の塾に入塾予定でも、中学受験を考えていなくても受けることができます。
テストの内容は?
傾向は?
日能研の全国テストに似ていると思いました。
四谷大塚の全国統一小学生テストと日能研の公開模試の比較
有名で受験者数も多く、年2回行われている「全国統一小学生テスト」と日能研で行われている「全国テスト」をまとめました。
受験者数 | 対象者 | 会場 | 回数 | 費用 | 難易度 | 記述問題の多さ | |
全国統一小学生テスト | 多 | 年長~小6 | 全国の提携塾 | 年2回 | 無料 | 難 | 少 |
日能研 全国テスト | 少 | 小2~小5 | 全国の日能研 | 年3回 | 無料 | 普 | 多 |
受験者数:広告を出していたり、四谷大塚だけでなく、提携塾で受けれることからも受験人数は圧倒的に全国統一小学生テストが多いです。
難易度:
全国統一小学生テストの難易度は高めだと思います。正答率数%の難問も何問か。
日能研の公開テストは全国統一小学生テストよりは標準的な問題が多いと思いました。
子供に考えさせ、それをまとめて書く「記述」に関しては日能研の模試は大変です。
大きな枠中に自分の考えを書くのは全国統一小学生テストにはない、いい問題だと思います。
対策
「全国統一小学生テスト」を受験したことがある子供は少なくないと思いますが、日能研の「全国テスト」を受験したことがある子供は多くはいと思っています。(日能研のHPから入れますよ。)
もし、「未来をつくる学びテスト」に間に合うのであれば、是非一度受けてみてください。
良問が多いと思いますし、「こんなに記述の枠が大きいんだ」と思われるかと。
ただ、全国テストに科学の科目はないため、こちらは日常生活から一つでも多く吸収できるものがある環境を作る、ということぐらいしかできないかもしれません。
日能研の問題を解くに当たり、自分の考えをまとめる力は必要だと思います。
そして、日能研のテストのいいところは、テストの答案用紙をその場で返却してくれることです。
数週間経っての見直し程、親も子もやる気がでないものはないのではないでしょうか。
その点、家に帰ってすぐに見直しができると取り敢えず子供の「難しかった」「分からなかった」にこたえることができるのはいいな、と思いました。
未来をつくる学びテストを受けたその後
採点結果は?
日能研のサイトで結果が見れます。(点数や順位も)
採点をするのは朝日新聞です。
実は日能研も採点結果を知らない
日能研のサイトで結果が見れるので、日能研側は点数は知っているかも知れませんが、その点数中身(記述何点、漢字何点など)は知らないそうです。
問題作成も朝日新聞、採点も朝日新聞です。(後述の「特別支援制度の資格取得のお知らせ」には問題作成は日能研の記述がありますが、日能研との面談の際に作成、採点ともに朝日新聞、と言われました)
日能研の塾代が無料になる?
特別学習支援制度
3年生の9月から4年生の夏期講習までの講習代、入塾代を朝日新聞が払ってくれるものです。テキスト代は別途必要(35,000円ほどを3年生後期分、4年生前期分と分けて払います)となります。
連絡はどうやってくるの?
朝日新聞より「日能研A校舎に一番近いBさんが特別学習支援制度も対象者になりました」と日能研側に連絡がいき、それをもって日能研A校舎よりBさんに連絡がいく形になります。
それと同時に自宅にも朝日新聞より「特別学習支援制度資格取得のお知らせ」の案内が日能研のパンフレットとともに届きます。(クロネコヤマトで届きました)
連絡は試験から3週間ほど。
対象者になるにはどれくらいの順位が必要なのか?
日能研側はこの選抜には全く関与していません、と言われました。
上位30%という噂もありますが、記述を書いていないといけない、とも言われております。
なので、結果の順位が上位25%に入っており、記述も完璧ではなくても埋めることができていれば、ほぼ確実に対象になるのではないでしょうか。
連絡が来たら?
即答で「日能研にお世話になります」と答えるもよし、なにか不安なことがあれば面談にも応じてくれます。ただ、「新4年生から通いたいので、9月から1月まではお休みします」というのはできません。というのもテキスト代を払うということで通うという意思表示になるそうなのでテキスト代を払わない=辞退、辞退の連絡を朝日新聞に伝える必要がある、とのことでした。
なお、途中退塾は認められており、縛られることは全くありません。
既に日能研に通っている子供はこのテストを受けるのか?
日能研より案内はあるそうです。資格を得られる子もいれば得られない子も、既に日能研に通っているから有利、ということもないようです。
まとめ
- テキスト代を払うことで1年間日能研に通うことができるとても有難い制度
- 記述問題の対策が必要
テストを受ける方が万全の体制で臨めますように。